何かをお勧めするということ
いやまじで急に寒くなりすぎではないでしょうか。風邪をひきました。
日曜にバイト先での飲み会があり、楽しく日本酒を飲みカラオケに行き、帰ってきて爆睡、月曜は学校がお休みの日なので(なお、わたしの通う大学は祝日も通常授業があるが、わたしに関しては月曜は俗に言う全休なのであった^^)、丸一日ゴロゴロしていたら急に「本を!文章を読まねば!!」という思いに駆られました。
しかし、「二日酔いの身体で本屋さんへ行くのはちょっとキツ・・・。」と思っていたらなぜか買ったままになっていた三浦しをんさんのエッセイ「三四郎はそれから門を出た」を発見、はぁまじ三浦しをんさん神ですわという気持ちで枕元にその本を置いてぐうすか寝て起きたら風邪ひいてました。
しかし風邪をひいても文章欲求は止まりません。「三四郎はそれから門を出た」は三浦しをんさんの日常のお話から、読んだ本のお話など、はあもうまじ神ですわ尊い・・・という感情とため息が生じてしまう面白さ。
本を読んで、その本にほかの本の紹介が載っていて読みたい本が増えていくなんて。これはまさしく宝の地図ですよね(例えがへたくそ)。
タイトルもいいですよね。夏目漱石の前期三部作。読んだことはないですが・・・。
いわゆる”文豪”のお話をほとんど読んだことないので、その辺の知識がまっさらです。太宰治は芥川龍之介のことを崇拝していたんでしたっけ??曖昧模糊ンゴ。
梶井基次郎の「檸檬」とかは読んだことがあります。あれを読むたび、檸檬を買ってどこかに置いて帰りたくなるのは私だけではないはず。
日本檸檬協会(あるのかどうかは知りませんが)にお願いされて書いたのか?と思うほどに檸檬の広告になっていると思います。本当に檸檬の匂いが恋しくなるので文章ってすごい~~~~~(こなみかん)
みかんと言えば(そこから話つなげんのかい)、芥川龍之介のお話に「蜜柑」がありますよね。読んだことないですが。でも、檸檬と蜜柑、となると伊坂幸太郎の「マリアビートル」ですね。
「グラスホッパー」が映画化されたので、これも映画化ワンチャン作品ですね!どうなんでしょう!
さっき檸檬と蜜柑といえば、と言ったのですが、「マリアビートル」における檸檬と蜜柑とは殺し屋コンビのことです。
檸檬はきかんしゃトーマス、蜜柑は読書が大好きで、ふたりのセリフには好きなものにバリバリ影響受けてんなあ殺し屋男子なのにカーワイイみたいな印象を抱いてしまうほど。
わたしはきかんしゃトーマスのこと全然知らないんですが、檸檬がトーマスの言葉を引用して話しているのを見るとトーマスおもしろいな~となりますし、蜜柑が好きな本の名前を挙げると、その本読んでみたいなあともなります。
やっぱり、「本を読んで本が読みたくなる」ってすごいことに思えます。「マリアビートル」においても、「三四郎はそれから門を出た」においても、他の本をうまくこちら側におすすめしてくれます。
しかし、それは「マリアビートル」、「三四郎はそれから門を出た」自体がそれはもうたいへん面白いからこそおすすめ効果が発揮しているに違いありません。
なにかをおすすめするのって、非常に難しいのに。それをやってのけながらも、自身の本も非常に面白い内容。面白いからこそ、それをやってのける。
うーん脱帽。何かをお勧めするには、自身が良いものであるに越したことはないことを改めて実感しました。
あ、そういえばわたしはイチゴオレを凍らして飲むのが大好きでして。おすすめしたいんですけど、どうです?
・・・おおお。わたしには何かをおすすめするセンスがないようです。話の運び方が下手クソすぎます。
今度、梶井基次郎の「檸檬」のように「イチゴオレ」でも書きましょうか。ありですね。なしですか?あっ「梨」のほうがいいですか??そうですよね~文豪のお話には果物題名のものが多いですしね~~!!キャッキャ
着地する気ないのでもう寝ます。